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Channel: リオタデザイン|建築設計事務所
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仕事納め

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今年は暦がイレギュラーで、いつもは27~28日あたりが仕事納めになるのですが、今年は土日を挟むため、キリ良く金曜日(25日)を仕事納めにすることにしました。少し長めの冬休み、リオタデザインは地方出身のスタッフが多いので、皆少し早めの里帰りができそうです。

今年は過去最高に忙しかった年でした。リフォームも含めると、今年は9件もの住宅が竣工しました。周囲から毎月オープンハウスをやっていると揶揄されましたが、誇張でなくまさにそんな感覚でした。

この日の納会は、OBスタッフの柴くんと吉里くん、またいつもお世話になっているエクスナレッジさんからも、西山さんと上野さんが参加して下さり、いつになく賑やかな会となりました。

私からのクリスマスプレゼントはこちら。



といっても、エクスナレッジさんからの提供ですが笑。この冬休みの課題図書にさせて頂きます。あ、リオタのディテール連載もちゃんと読みこむこと!

ほかにも、この暮れに一級建築士に合格した吉里には私からアールトスツールを、連載でお世話になっているエクスナレッジの西山さん、上野さんにはアイノグラスをそれぞれプレゼントさせてもらいました。今年の納会は感謝感謝の大盤振る舞いです!



さて今年は10月に新スタッフ矢嶋くんが加わり、一方この暮れでベテランの牛島くんが退職することになりました。ちょうどスタッフの入れ替わりの時期となるわけですが、通過儀礼として先輩達からの容赦ないツッコミが!がんばれ矢嶋くん笑

そんなこんなで、賑やかに楽しくこの年の瀬を過ごすことができました。あらためて、クライアントや現場の皆さま、編集部のみなさま、スタッフのみなさま、今年も大変お世話になりました。

さてさて、来年はもっと忙しくなりそうです!!


牛島くん、お疲れさま!

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昨日は仕事納めであったと同時に、スタッフ牛島くんの勤務最後の日でもありました。手に持っているのはアールトのスツール60、私からのプレゼントです。彼はこれにてうちを卒業し、年明けからはフリーで活動してゆくそうです。

彼がうちに在籍したのは4年と3ヶ月。彼はうちに来るまで、いくつかの設計事務所を転々としていました。オープンデスクのようなものも含めればもっとだと思いますが、彼のすごいところは、興味を持った建築家がいるとすぐにアポを取って会いに行ってしまうことです。

それは就活のためというより、会って話が聞きたいという純粋な動機からだったそうですが、そのため彼の交友関係は実に広く、私が面識のない建築家まで彼はよく知っているのです。

ともあれ、彼はうちの歴代スタッフの中でも最も”キャラの立った”人物であったことは確かです。ウッシーの愛称で担当物件のクライアントはもちろん、担当以外のクライアントにまで可愛がられていました。

誰にでも積極的に話しかけて、どんどん打ち砕けた雰囲気に持っていく彼の明るい性格は天性のものでしょうし、これから彼の大きな武器になるに違いありません。


また一方で、彼はうちの歴代スタッフの中でも最も私に叱られたスタッフであったことも確かです。図面の描き方、仕事の進め方など、こと細かく彼には指導を繰り返しました。

時にはかなりキツいことも言ったと思いますが、それでも彼はすぐに気持ちを切り替えて引きずらない。そしてそれを改善するための努力を怠らない。そういう前向きな姿勢を、私はとても買っていました

図面作業が遅いと叱った翌日からは、人より朝1時間早く出勤していました。夜遅くまで残ることもあれば、休日も返上して事務所で図面を描いていたこともありました。また自ら志願して、別の担当者の現場にもよくついてきました。そこの監督にも臆することなく質問攻めにしている姿もよく目にしました。

また、毎週末のようにいろんな建築家のオープンハウスに足を運び、こんなところが良かった、良くなかったという話をよく週明けにしてくれました。仕事とプライベートははっきり分けるうちのスタッフの中では異色の存在でした。

彼の担当案件は、うちの中でも最も難しい部類に入るものばかりでした。隅切りの家、トンガリの家、A-FLATなど、これまでの常識が通用しない、私ですらどうすれば良いかわからない計画を、持ち前の熱心な研究精神で支えてくれました。


これはよく思うことですが、皮肉なことに、スタッフが辞める刹那、事務所がとても良い雰囲気になります。辞めようとするスタッフが、それまで学んだことを出し切り、最後の案件をより完璧な形で納めようとするからです。

その背中を見て、他のスタッフが引き上げられる。そして次を背負わなくてよくなった心のゆとりからか、これまでになかった気配りや目配りをしてくれるようにもなります。

今回は10月に入社したばかりの新スタッフ矢嶋くんを、牛島くんが実に良く面倒を見てくれました。面白いので、私は口を出さずに一部始終をいつも背中で聞いていましたが、牛島くんがこまめに矢嶋くんの進捗を気にかけ、その都度適切なアドバイスをしたり、遅くまで指導をしてくれていたこともありました。

それはとてもありがたかったと共に、かつてはあれほどまでに私に叱られていたスタッフが、ここまで育ってくれたかという思いでいっぱいでした。
どうもありがとう。とても嬉しかったです。


まだ資格すら得ていないというのに、大海原に漕ぎ出そうという君の勇気を称えます。でもなぜか君なら大丈夫だという気がしてなりません。なぜでしょう。それがウッシーの不思議な人間力なんでしょうね。

リオタデザインを卒業したスタッフは、皆最高に仕事のできるキレ者ばかりです。私が認めた人物であれば、どんな業界に行っても、どんな仕事を任されても、きっと依頼主を最高に満足させられることでしょう。

それがリオタデザインの伝統であり誇りです。矜持を持って進んでください。
応援しています!

相変わらずに

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新年あけましておめでとうございます。

うちは二世帯住宅なので帰省の必要がありません。元旦は親世帯でおせち料理を頂きます。最近ではおせちを食べる習慣がなくなってきているのだとか。わかります。準備が面倒な割に、あまりおいしいものではないというか。少なくとも、思い出したように「あぁ、おせち食べたい!」とはならないですよね。

私もおせちはあまり好きではないのですが、年に一度、元旦に家族でかしこまった挨拶をして、そして頂くおせち料理という儀式は嫌いではありません。背筋が伸びるような気がするからです。

そもそも、この流行廃りの激しい世の中において、これほどまでに進化や変化を放棄した食べ物がほかにあるでしょうか。それ以外にも、お正月限定の特別な慣習のあまりに多いこと。

中には年賀状のように、形骸化してもはや意味を成さなくなっているものもあります。でも年賀状がメールやLINEに置き換わったとしても、またおせちがカレーやピザに形を変えたとしても、慣習としてはこの先もなくならないのではないかという気もします。

それは定点観測のようなものかもしれません。毎年同じ日に、同じものを食べて、同じ事をして過ごすということ。今年の自分が、去年と少しも変わらない人間であることを確認する日。それがお正月なんでしょうね。

私の今年の抱負は特にありません。今年もきっと毎日同じ時間に起きて、同じ職場で、同じようなやりとりを重ねて仕事を進めてゆくことでしょう。

でも、私はそれを退屈なことだとは全く思いません。「いま・ここ」と同じ瞬間は二度とないからです。同じ事を繰り返すことで、人は精度を獲得することができます。微差を理解することができます。

人は学習する生き物ですから、我々の仕事のスキルやクオリティは今年も向上してゆくことでしょう。しかしながら、自分という軸は、今の自分と少しも変わらずにありたいと思うのです。

変わらないって難しい!いつもそう思います。
そしてこうも思います。変わらないって素晴らしい!

今年もこれまでと少しも変わらず、ゆるぎない気持ちで仕事に向き合ってゆきたいと思います。

『川風の家』 特別内覧会について

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昨年暮れに、「川風の家」が売りに出される旨の告知をさせて頂きました。
http://www.riotadesign.com/blog/15123.html

その後、大変大きな反響がありました。本気で迷っている方もいるようですが、大きな買い物ですので是非実物を見てご検討頂きたく思います。

来たる1月17日(日)に、タカギプランニングさんの主催にて内覧会を開催致します。本来であれば、購入を本気で考えている方に対して事前の内覧会を設けるという趣旨になるのですが、クライアントさんの寛大なご厚意により、リオタデザイン関係者(家づくり検討中の方・OB施主・友人知人・その他)の方にも、この日は開放して頂けることになりました。

「川風の家」の購入予定はないけれど、この機会に見学させて頂きたい、家づくりの参考にさせてもらいたいという方も、いつものオープンハウスと同じ要領にて内覧会をさせて頂きます。(Kさん、ご理解と多大なご協力をありがとうございます!)


【川風の家】特別内覧会
2016年1月17日(日)11:00~14:00

所在地:埼玉県志木市(東武東上線・志木駅よりバスで10分)

詳しくはこちらをご覧下さい。
https://www.facebook.com/events/1647463945541103/

[注意事項]
・入居中の住宅となります。内部の備品や家具等にお手を触れぬよう、収納扉などは開けぬようお願いします。
・吹き抜けなど、一部危険な場所があります。小さなお子様をお連れの方は、お手を離さぬようお願いします。

特別内覧会に参加ご希望の方は以下まで。
詳しい所在地などをお伝えさせて頂きます。

・リオタデザイン (担当:関本 riota@riotadesign.com)
・タカギプランニング (担当:野口 info2@t-p-o.com)

FP 建もの探訪(再放送)@BS朝日

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去年11月14日に、テレビ朝日「渡辺篤史の建もの探訪」にて川越市・FPがOAされましたが、その再放送が今週末にBS放送にて予定されています。

渡辺篤史の建もの探訪(再放送)
1月17日(日)AM10:00~10:30|BS朝日にて
http://www.bs-asahi.co.jp/tatemono/

前回見逃されたという方は是非ご覧下さい!
取材・撮影時のてんまつは以下のブログより。

リオタデザインブログ[15/09/12]|建もの探訪撮影@FP
http://www.riotadesign.com/blog/150912.html

家族の器

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先週末、売りに出されている「川風の家」の特別内覧会を開催させて頂きました。タカギプランニングさんの主催により、今回は購入希望者向けに開催した内覧会でしたが、リオタデザインのクライアント(OB&進行中)も多く駆けつけて下さり、いつも通りの大変賑やかな内覧会となりました。

おかげさまで終始和やかな雰囲気に包まれたイベントとなりました。
ご来場下さった皆様、誠にありがとうございました。

肝心の購入希望者ですが、検討中の方が数組という状況で、まだはっきりした買い手はついておりません。引続き入居希望者を募集しておりますので、ご自身や、あるいは周囲に家を探している方などがいらっしゃいましたら、是非ともご検討並びにご紹介頂けますと幸いです。

関連記事: 『川風の家』 が売りに出されます (15.12.23付ブログ)



さて、当日は私も多くの方にこの家の魅力について説明(力説?)させて頂きましたが、あらためて当時の設計ながらによくできた家だなあと感じました。設計者の私が言うのもなんなのですが…。

このブログをご覧の方は、うちの作品ページから入ってゆくと当時の竣工写真を見ることができますが、私も久しぶりに訪れましたが、竣工当時よりもとても家らしく、愛らしい佇まいになっていると感じました。やはり住宅というのは、「家族の器」なのだなとあらためて思いました。

購入検討者には、クライアント自らいろいろこの家の住み心地や、使い勝手やご近所付き合いのことなどを熱心にご説明されていましたが、それらに片耳を傾けていると、どれだけこのクライアントがこの家を愛してやまないかが伝わってきて、私は内心切ない思いでいっぱいでした。それはまさに、我が子を里親に出すような思いなのだろうと思います。

ここまで愛されて、この家も幸せだったろうと思います。次に住み継いで下さる方は、是非ともこのクライアントと同じくらいの愛情をこの家に注いで下さる方であって欲しいと願うばかりです。



実はこの日は内覧会の前に、アサイチで新座市に去年竣工した「はねだしテラスの家」の竣工写真撮影があり、そちらにも立ち寄らせて頂きました。

うちは竣工写真撮影はなるべくご入居後に行うようにしているのですが、それは前述のように、住宅は「家族の器」であるという考えがあるからです。

生活感が出てしまってすみません、とこの日も冒頭にクライアントから謝られてしまったのですが、まさにそれが私の狙いなのです。そして案の定、こちらの思惑通りにとてもイイ感じに室内空間も”育って”いました。

で上の写真。カメラマンさんが外を撮りに行ってしまったので、その間ご家族で団らんをされているシーンを隠し撮りしちゃったのですが、なんだかとってもいいなあ、とにんまりしてしまいました。

ご家族にしか醸し出せない空気感、そして壁に貼ってあるお子さんの絵も素晴らしいですよね。もうこれは建築家がデザインできる領域じゃないのです。幸せの光景とでもいうのでしょうか。

「川風の家」にも、そこかしこにそんな光景がありました。大切なのは建築ではなくて家族なのです。けれども、大切な家族が幸せに暮らせる器は、やっぱり幸せな器であって欲しいとも思います。そこにこそ我々の仕事の本当の意義があるのだろうと思うのです。

そんなことを感じた一日でした。
なんだか嬉しいような、切ないような、そんな一日でした。

ベスト・オブ・ハウズ2016

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いきなりですが、HOUZZさんより[ベスト・オブ・ハウズ2016]なる賞を頂きました。
ある日いきなり「受賞おめでとうございます」のメールが来たので、最初はなんだろうと思いましたが、選出下さり誠にありがとうございます。

HOUZZ [ベスト・オブ・ハウズ2016]

このなかの「ダイニング」部門ということで、「ダイニング」をクリックすると複数選出されたなかのひとつに「隅切りの家」の写真が載っています。
http://www.houzz.jp/ideabooks/58188442/thumbs

HOUZZというサイトがあります。建築家がデザインした住宅を紹介するサイトですが、最近では紙媒体よりも、こうしたウェブ媒体によるメディアが多く出てきています。出版業界の益々の脅威かもしれません。

HOUZZでは、こちらのページでも「隅切りの家」が掲載されています。
http://www.houzz.jp/ideabooks/58505108/list

2013年に竣工した「隅切りの家」は、今なおとても人気がある住宅です。敷地条件が特殊すぎて、たぶん同じものは二度と出来ないと思いますが…。竣工して2年以上が経過してもこうして福を届けてくれる、なかなか義理堅く親孝行な住宅です笑

隅切りの家|写真:新澤一平

細胞

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先生(12)の新作です。
なにこれ細胞?と訊いたら、そう細胞、とまさかの答え。

こんなカラフルな細胞見たことありません。
でも微妙に線が歪んでいたりして、そのあたりが実に味があっていいなあと。

これデザインパターンとしても使えるんじゃないかということで、
使ってみました。

クリアカバーの下に、プリントした紙を挟んだだけなんですけどね。
ちょっとSOU・SOU風


スマホカバー

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先日書いた子供のイラストとスマホカバーの件、スマホカバーはプリントした紙をクリアケースの裏に入れるというシンプルな方法でしたが、今度は本物を作ってみました。もちろん、完全な遊びとしてです。

上の写真右側が先日のクリアケースカバー、そして左側が今回製作した実作モデル。実際にプラスチックに印刷されています。


ちょっと感動的なのが、エッジのまわりこみ部分にまで印刷がしっかり連続していること。この包まれ感がなかなかイイ感じなのです。

製作はもちろん素人にはできませんので、業者に依頼しました。
ACCEA(アクセア)

といっても難しいことはなく、かなり簡単に頼めます。イラストレータなどのソフトが扱えて、データ入稿の基本知識がある人であれば、レイアウトもかなり凝ったことができると思います。

お値段、1ケ¥2,900(税別・送料込み)で、納期はわずか2日くらいでした。

便利な世の中になりましたね~!
いろんなオリジナルケースを作ってみたくなります。

PATH

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去年竣工した代々木八幡・A-FLATの1階のテナントにとてもおしゃれなビストロが入ったと聞き、上階にお住いのオーナーさん、募集に携わって下さったタカギプランニングさんら関係者とお食事をしてきました。

「PATH」さんといいます。既に口コミでかなり評判になっているようです。とてもクリエイティブで、ちょっと食べたことがない種類の素材の取り合わせでした。

> PATH・食べログ



建物の設計者として興味深かったのは空間の使い方。厨房位置、客席レイアウトなど当初想定を200%裏切ってくれました。テナント側工事で動かすだろうと思っていた電気盤もむき出しで、しかし料理と同様、素材を見事に調理して下さっていて、これまたお見事でした!



オーナーさんとは計画初期の頃、1階のテナントについて、長くオーナーさんがお米屋さんを営んできた場所なので、少なくともコンビニや大手チェーン系のお店ではなく、個人の志ある方がこの地に根を生やして営業して下さるようなお店に入ってもらいたいですね、という話をしていました。

実際にこのようなお店に入って頂けて、建物の価値もさることながら、この通りに対しても還元できるような設えとなったことがとても嬉しく思いました。

この日も平日でしたが、夜遅くまでほぼ満席で、カウンター席には常連客と思しき方も並んでいました。予約が取れないお店になる前に、是非足をお運び頂けたらと思います。

> PATH・食べログ

大型新人か!?

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4月より新卒で採用予定の学生より、嬉しい報せが入りました。卒業設計において最優秀賞を受賞したとのこと、おめでとう!!

彼女は3年生の夏にオープンデスクに来た東北芸術工科大学の学生で、うちへの入社を受け入れてからは、卒業設計のテーマに「住宅設計」を選ぶと言い出しました。いやいや住宅は卒業設計には向かないよとも言ったのですが、彼女の中では秘めたものがあったようです。

4年生になってからもオープンハウスのたびに山形からやってきて、卒業設計について私の設計指導(エスキース)を受けていました。だから、指導教官には僕の名前を書かなきゃダメだよ、と冗談で言ったら「書いてます」と。本当に指導者欄に私の名前を書いていたそうです。(周囲からは誰だよと思われていたでしょうね)

思えばウン十年前、私も内定をもらっていた事務所の所長に桜建賞(最優秀賞)を取らなかったら入所は認めないよと言われて、半分は冗談だったでしょうが、無事受賞した際には真っ先に事務所に電話したのを覚えています。これで歴史はひとまわりしたというわけですね…感慨深いです。

これからも大切に育ててゆきたいと思います。
4月より、皆さま温かく迎えてあげて下さい。

YOSHIZATO DESIGN

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昨年2月に退所した元スタッフの吉里くんより、独立の案内を頂きました。
YOSHIZATO DESIGN (ヨシザトデザイン)

過去に独立したスタッフの事務所にはAKIMICHI DESIGN(柴くん)もあることから、よく「リオタデザインは独立したら○○DESIGNにするというルールでもあるんですか?」と訊かれますが、そんなことはありません笑。ただのれん分けみたいなところはあるので、大勝軒みたいになったら楽しいですね。

冗談はさておき、とても立派な案内ハガキで、私が独立したときはこんなもの作らなかったなあと、吉里くんらしい律儀さと気合を感じました。

彼が退所したときのブログにも書きましたが、彼は前職での勤務も長くキャリアはあったのですが、住宅設計の経験がなく、うちでは住宅設計に関わるイロハを学んでもらいました。独立させる前提で育てたスタッフでしたし、彼もそれに応えてとてもよく働いてくれました。

去年の暮れに、ようやく待望の一級建築士試験に合格し、晴れて「一級建築士事務所」として独立を果たすことができたようです。彼の所信表明にも、そんな気負いや希望のようなものが感じられて、とても清々しい気持ちになりました。

去年暮れには、同じくベテランの牛島くん(ウッシー)も退所し目下独立準備中だとか。優秀な人材の流出が止まらないリオタデザインですが、ご安心下さい。どんどん次が育っていますよ!?

彼の益々の活躍を期待しています!

ヨシザトデザイン
http://yoshizatodesign.com/

FORIS

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買い換えのため、FORIS-TVをとうとう手放すことになりました。映像モニターのナナオ(現EIZO)が作っていたテレビで、デザインは川崎和男さんが手掛けていました。

10年ほど前に一目惚れして買ったのですが、液晶の劣化と、このサイズ(26インチ)だと目の悪い私は本当にモニタの近くまで行かないと見えなくて、とうとうギブアップです。

その佇まいがインテリアの一部になる希少なテレビでした。
またひとつ時代が終わりました。

G邸新築工事/世田谷区

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構造規模 未定
施工会社 未定
竣工予定 未定

ふたたび日大へ

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来期より母校である日大理工の非常勤講師に2年ぶりに復帰します。同じタイミングで着任となるのは同期の仲條さん(同期って言うと歳がバレると怒られるのですが…)、そして竹中の関谷さんとも実は同期になります。写真は同級生トリオということで。

私が初めて着任したのは今から8年前のことで、一昨年まで任期を6年務めさせて頂きました。着任当時は私も36で、講師陣の中でも最年少でしたが、今では半数くらいは同じか歳下になるのかもしれません(もっとも私よりも活躍されている方ばかりですが)。

時間を感じるといえば、私にとって初めての教え子だった加藤さんが助手になっていたり、当時助手だった長谷川さんと非常勤としてご一緒することになったり、はたまた同じく再任組の田井さんと顔を合わせたり、私よりも後に着任された先生を今度は見送る立場になったりと、時制入り乱れての感慨もありました。

今日も「ベテラン」と紹介されてしまいましたが、講師は何年やってもちっとも慣れませんし、全然うまくいきません。専任の先生は本当にすごいと思います。

でもごく一部の学生とは信頼関係が結ばれ、人間同士のお付き合いが今でも続いていることにやりがいと誇りを感じます。関係者の皆さま、引き続きの任期、ご指導をよろしくお願い致します。


PLCアダプター

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PLCアダプターをご存じでしょうか?宅内のコンセント配線をLAN配線化してしまうというスグレものです。つまり、コンセントがある部屋なら、どこでもLANネットワークが組めてしまうのです。

宅内で無線LANが届かない場所には中継器を置くのが一般的ですが、無線なので電波が不安定だったり、リンク機能のあるネットワークTVのようなものだとすぐに映像が途切れてしまいます。

これ、大手量販店にもあまり置いていないのですが、どうしてこんなにマイナーなのか分かりません。設定もほとんど不要。新居で「書斎にもLAN配線しておけば良かった!」と後悔している人には朗報です。

設計者も覚えておいて損はないです。これがあれば宅内の煩雑なLAN配線はいらないかもしれません。ちなみに我が家は、脱衣室までネットワークを組み、そこから無線で飛ばしてお風呂でリビングのテレビを見るというのにはまっています。

PLCアダプター
http://www.amazon.co.jp/dp/B001G947Z8

O邸新築工事/杉並区

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構造規模 木造2階建て
施工会社 未定
竣工予定 2017年4月末頃

はねだしテラスの家

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昨年7月に竣工した「はねだしテラスの家」の竣工写真をようやく納めまして、以下にアップしました。今回の撮影は後関勝也さん。コンパクトながら変化のある空間をうまく切り取って下さいました。

はねだしテラスの家
http://www.riotadesign.com/works/15_hanedashi/#wttl

私のお気に入りは、ロフト(3階)の子ども部屋です。トップライトがより小屋裏感を出しています。

撮影時もとても賑やかに、楽しそうに暮らしている様子が伝わってきました。Mさん、撮影のご協力ありがとうございました。
また後関さん、いつも爽やかな写真をありがとうございます!

三人三様の流儀

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オゾンでの「住宅建築家・三人三様の流儀」出版記念セミナー、会場もほぼ満席。本当に面白いお話がたくさん聞けました。この日は何度も予定が入りかけたのですが、死守した甲斐がありました。

中村好文さんと竹原義二さんは同じ歳だそうで、性格や作風も真逆のお二人の掛け合いは漫才のようでした。また好文さんらと一周り若いという伊礼さんとの距離感や世代感みたいなものも見れて、とても興味深かったです。

ちなみに私と伊礼さんもちょうど一周り違うんですよね。僭越ですが、続・三人三様の際は是非お声がけください笑

伊礼さんお疲れさまでした。木藤編集長、もっとお疲れさまでした笑。私も某誌で連載や執筆を持っているので、産みの苦しみがよくわかります。

今年はまた伊礼さんとも絡みがありそうです。木藤さんとも、是非お仕事をご一緒したいところです。よろしくお願いします!

空間を照らす

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トンガリの家も、もう何度目かの取材ですが、明るい空間はけして建築の力だけではない気がします。家族が空間を照らす力をいつも感じます。

Yさん家族とお会いすると、こちらも明るい気分になります。そしてYさんがこの家の魅力について語る時、いつもとても幸せな気持ちになるのです。

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